竹林整備計画
常日頃から頭の中にはあるのだが、備忘録を兼ねて今更ながら今季から始めた竹林整備計画をまとめてみた。
これは衛星写真でみた我が家と山林の画像だ。
みてもらえればわかる通りに広大な山林が目の前にある。
感じ方は人それぞれだと思うが我輩にとっては家の向かいにUSJやディズニーランドがあるようなものだ。
山頂付近まで高低差100mで勾配は場所によるがさほどきつくはない。
慣れてくると衛星写真からでも竹林と樹林の区別はつきやすく計画をたてやすい。
これまで進めてきている内容は以下の通り
- 作業エリアの開墾
- 林道の整備
- 倒壊した竹の搬出
- 倒れかけている竹の伐採および搬出
- 竹の間引き
- ヒノキ林の保全(竹の除去)
1.作業エリアの開墾
現在のところ完了しているのは作業エリアの開墾のみだ。
正面を少し切り開いた後だがほぼ開墾前。
開墾後。
平坦なスペースの竹と低雑木と腐っていた杉はすべて伐採した。
この作業で約一週間要した。
家正面の入り口の開墾前。
侵入不能なレベルである。
開墾後。
雑木をすべて伐採し、竹も間引いて侵入可能になった。
2.林道整備
広大な竹林整備をするにあたって必要になってくるのがエリア分けだ。
ある程度エリアを分けて少しずつ進めていくほうが作業効率も良いし達成度がわかりやすくてモチベーションを維持しやすいのではないかと考えている。
今回はもともと存在していた林道を延長し、家の正面と作業エリアから二箇所をつないで今年は林道から下手側をメインで整備することにした。
入り口と道中には間伐に使うピンクのテープをつけて林道の視認性を高めるようにしている。
逆側は家からは遠いが勾配も緩やかで運搬車の侵入が可能なレベルなので今後は搬出路として道幅を広げて整備する予定だ。
3.倒壊した竹の搬出
放置竹林には倒壊した竹が大量に散乱している。
これらを除去しなくては通行の支障になる、景観も悪い、タケノコが生えてきてもわからない、水が溜まってボウフラが湧く・・・など悪いことしかない。
とても手間のかかる作業だが、少しずつ撤去していく。
整備した林道より下手にあるものは下に向かって少しずつ投げ下ろしていく。
傾斜があるので意外と楽な作業だ。
最終的に道路縁に落として薪ストーブの燃料にするか、焼却炉で焼却処分だ。
林道より上手にあるものは道路まで距離があり搬出するには手間がかかりすぎるので数箇所に集めて放置するか野焼きするしかなさそうだ。
こちらは来年以降なのでこれから検討していこうと思っている。
4.倒れかけている竹の伐採および搬出
竹林整備をしていて厄介なのがコレだ。
他の竹にもたれかかっていたり、酷いのになると他の竹や木の枝にひっかかって宙ぶらりんになってたりする。
いつ倒壊してくるかわからないので早めに倒してしまう必要がある。
チェンソーや手鋸を使い少しずつ短くしていく。
この作業はヘルメットと安全靴が必須だ。
5.竹の間引き
1~4の工程が終わればあとは毎年定期的に間引きをしていけば良いことになる。
動線の確保の関係で今年度は必要最小限の間引きをしているが、本格的な間引きは来年度からになりそうだ。
間引いた竹は枝を落として一箇所に積む。
この際崖側に崩れないように下手に生えている竹を杭代わりにしている。
本当は竹も一定の長さで切って並べて置いたほうが保管も面からも景観上も良いのだろうが、現時点ではそこまで出来ていない。
厄介なのが伐採した笹だ。
枯れるまでは場所をとるし、葉は枯れたとしても枝は残るしなにより邪魔くさい。
というわけで一箇所に集めて焼くことにした。
野焼きは危ないのでドラム缶を使用する。
幸いドラム缶が一本余っていたので加工して中腹まで運搬。
なかなか良いトレーニングになった。
6.ヒノキ林の保全
林道から上にはヒノキ林がある。
その昔先人たちが植林したものだろう。
見ての通り竹の侵食が激しく、半分近くのヒノキは倒れているか立ち枯れしている。
このエリアの竹はすべて伐採して、ヒノキ林として復活させたいと考えている。
計画は以上だ。
本年度はゴールデンウィークまでを目安としている。