風と雲と私

香川県の片田舎で自宅アウトドアライフな日々を綴っています

薪難民とな・・・

薪ストーブショップのブログで薪完売の記事があったが、みるかぎり他所でも主要な薪ストーブ屋は今年度の在庫はほぼ完売しているようだ。 

 

nikkoworks.kouda-sangyo.com

 

このコウダ氏のブログは薪ストーブショップにありながら、薪ストーブのデメリットを常に強調して説明しており(店舗のウェブサイトですら書いてある)商売っ気がなく人間味があり面白い。

その分売上にも苦労しているようだが(笑)

 

先日薪ストーブショップのお得意様イベントにいったのだけど2年に1度開催されるこのイベント、会を重ねるごとにおそろしい勢いで増えていっててその度に会場を大きくしていっているとのこと。

ブログをみている限りでも毎月数台の新規はあるだろうし同業他社を入れれば薪ストーブを導入する世帯数はものすごい勢いで伸びているのだろう。

一方薪を売る店はといえば、かなりニッチで四国内でもそれほど多くないし取扱量も大きく増えているとは聞かない。

薪なんて伐採・玉切り・玉割り・陳列・乾燥とものすごい手間がかかるわけで、とてもじゃないけど自分で商売しようなんて思わない。

カシ・クヌギの薪で1㎡あたり2~3万円くらいがよくみる価格だけど、我輩なら2年乾燥した薪なんて手間を考えると3万でも売ろうと思えない。

手間がかかる上に商売として旨味も少ないので余計に流通量が増えないんだろうね。

 

薪ストーブを終日フルに燃やすとかなりの薪の量を消費する。

だから夜だけ焚いて・・・とかなるわけだが、この時期になるとそうもいってられなくて朝起きてきて火がない状態だと室温は10℃前後まで落ちてしまう。

かといって30畳+天井高5mのリビングをエアコンで暖めるなどと非効率なことはしたくない。

こうなると何もする気にならなくてできるだけギリギリまで寝ていて、起きたらさっさと着替えて仕事に行くしかなくなるわけで日常生活に大きく支障をきたすことになる。

だから我が家では冬場は薪をがんがんくべて朝までフル稼働が基本だ。

そのためにこの時期は薪の確保をしまくっているわけだし、薪をケチって日常のQOLが下がっては元も子もないからね。

そんな薪をもし買って焚いてたらお金を燃やしているようで精神衛生上良くない(笑)

 

これが現在ある我が家の薪の在庫だ。

今の焚き方をして2シーズンあるだろうか。

大きく見積もって1.5シーズン分くらいではないかと思っている。

考えるだけで頭が痛い(笑)

 

我が家の場合、現在は原木を家の向かいの山から確保しているので薪の費用は0円だ。

当然経費はかかっているが、チェンソーの燃料・オイル・刃、運搬機の燃料くらいだ。

あとは我輩の人件費だがこれは実益を兼ねた趣味なので計算はしない(笑)

 

初期投資費はチェンソー・斧・薪小屋・薪割り機・ヘルメット等の防具・運搬機あたり。

一般的に必要とされる軽トラがなくてもなんとかなっているのは、家の目の前に山があるおかげだ。

道具マニアなのでチェンソーを含めた投資は多いけど、これも趣味なんでね(笑)

 

ぶっちゃけ薪作りなんて趣味を兼ねてない人は長続きしないのではと思う。

我輩は週末になると山に入りたくて仕方なくなるからね。

おかげで薪ストーブを導入してからはそれまで夢中だったカヌーにほとんど行けてなくてボスに怒られているんだけど・・・。

 

 

 これは4年前に初めて薪作りをしたときのもので今の我輩の原点といえる。

このときはまだ転勤族で借家暮らしだった。

この薪もキャンプで焚き火と薪ストーブ用に作ったのがきっかけだったんだが、それが今や薪ストーブを導入して山まで借りて薪作りしてるなんて人生どうなるかほんとわからないもんだと実感したよ(笑)